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令和5年度山口県介護施設SAFE協議会を開催しました!
令和6年3月11日、令和5年度山口県介護施設SAFE協議会を開催しました。
山口労働局(局長 名田 裕)は、令和6年3月11日、社会福祉施設で増加傾向にある転倒災害、腰痛災害等の行動災害の減少を目的として、令和5年度「山口県介護施設SAFE 協議会」を開催しました。
協議会冒頭で挨拶をする労働基準部長
事務局から労働災害発生状況等の説明を行った後、(一社)山口県理学療法士会の綿谷様から「腰痛予防・転倒予防のための介護職員の健康管理」について講演がありました。働く労働者の高齢者の割合が増加し、身体能力の維持・回復をすることが腰痛災害等の行動災害を防止する上で非常に重要になっている中、始業前・仕事の合間の体操、ウォーキング、筋力トレーニングの重要性について説明がありました。また、腰痛を予防する介助方法の説明には多くの参加者が話に聞き入っていました。
講演する山口県理学療法士会の綿谷副会長
その後、社会福祉法人松美会(下関市)の辻󠄀中様から、労働災害防止の取組みについての事例発表をいただきました。
社会福祉法人としていち早くISO45001を取得され、令和4年度第1回SAFEアワードでウエルビーイング(安全衛生)部門ブロンズ賞、令和5年度山口労働局長表彰奨励賞を受賞されています。ノーリフティングケアの推進、危険源の特定、職員の腰痛等健康調査・仕事満足度調査の実施など「安全・安心な介護職場を仕組みで実現」するため、様々な活動を組織的・継続的に展開されていました。
講演する社会福祉法人松美会の辻󠄀中事務局長
また、意見交換においては、「ノーリフトケアの推進に当たっては、機器の導入だけではなく、作業環境管理、作業管理、健康管理及び労働衛生教育を併せて行うことが重要ではないか。」等の意見がありました。
午後2時46分、東日本大震災の犠牲者に対し黙とうを捧げました。
山口労働局としては、高年齢労働者の就業機会が増加するなか、社会福祉施設が労働災害防止活動に取り組むことで、より安全・安心に就業できる職場となるよう、周知啓発資料の作成、現場視察や専門家講演などのイベントも検討してまいります。
<山口県介護施設SAFE 協議会構成員(オブザーバー含む)>
・社会福祉法人松美会
・社会福祉法人ひとつの会
・社会福祉法人くだまつ平成会
・医療法人松栄会
・社会福祉法人正清会
・社会福祉法人山口県社会福祉協議会
・山口県老人福祉施設協議会
・山口県社会福祉法人経営者協議会
・日本認知症グループホーム協会山口県支部
・山口県デイサービスセンター協議会
・山口県訪問介護事業所連絡協議会
・介護労働安定センター山口支部
・山口県介護福祉士会
・山口県健康福祉部長寿社会課
・日本労働安全衛生コンサルタント会山口支部
・山口産業保健総合支援センター
・山口労働局(職業安定部・労働基準部健康安全課(事務局))
問い合わせ
この記事に関するお問い合わせ先
労働基準部 健康安全課
- TEL
- 083-995-0373