第2回山口県小売業SAFE協議会を開催しました！

令和6年2月9日、令和5年度第2回山口県小売業SAFE協議会を開催しました。

　山口労働局（局長 名田裕）は、令和6年2月9日、増加傾向にある転倒災害等の行動災害の減少を目的として、令和5年度第2回「山口県小売業SAFE 協議会」を開催しました（報道発表資料）。

協議会冒頭で挨拶をする労働基準部長

　事務局から労働災害発生状況等の説明を行った後、（一社）日本労働安全衛生コンサルタント会山口支部長の松永和夫様から小売業における職場巡視結果の説明がありましたが、4S活動（整理・整頓・清潔・清掃）、特に、バックヤードなどを含め日頃から整理整頓しておくことが重要と強調されていました。
　また、（一社）山口県理学療法士会の山本悟様からは「転倒予防・腰痛予防のための身体の使い方・身体づくり」について講演がありました。働く労働者の高齢者の割合が増加し、身体能力の維持・回復をすることが行動災害を防止する上で非常に重要になっている中、特に、労働災害防止対策としての「身体機能アプローチ」についての説明には多くの参加者が話に聞き入っていました。

講演する山口県理学療法士会の山本副会長

　その後、構成員が取り組んでいる労働災害防止の取組みについての事例発表や意見交換を行いました。労働災害が発生した場合、他店舗等に「労災報告書」をもとに再発防止策等を情報共有したり、動画マニュアルにより教育を効率化している事例の発表がされました。
　また、意見交換においては、始業開始にあたり1分間の健康体操を導入している事例、入社時に「安全ルールハンドブック」を配布し就業中に携帯することにより教育効果を高めている事例等の説明がなされました。
　山口労働局としては、高年齢労働者の就業機会が増加するなか、小売業が安全就業してもらえる職場であることを知ってもらうとともに、労働災害発生防止のための周知啓発資料の作成、現場視察や専門家講演などのイベントも検討してまいります。

＜山口県小売業SAFE 協議会構成員（オブザーバー含む）＞
・株式会社丸久
・生活協同組合コープやまぐち
・山口県農業協同組合
・マックスバリュ西日本株式会社、株式会社イズミ
・中央労働災害防止協会
・山口産業保健総合支援センター
・（一社）日本労働安全衛生コンサルタント会山口支部
・山口県産業労働部