徳島労働局雇用環境・均等室ではこのたび、参加者が話し合い、意見を交換することにより、知見や考え方を共有する「意見交換会」を開催しました。
今回の意見交換会は、働き方や休み方の改善の相談などに対応する「働き方・休み方改善コンサルタント」と参加者とが一緒に話し合い、問題解決のために有意義な討議を行うことを目指すものです。
「多様な働き方についての意見交換会」について
令和3年4月よりパートタイム・有期雇用労働法が全面施行され、いわゆる同一労働同一賃金などの規定が整備されています。
このため、パートタイム労働者や有期雇用労働者などの、いわゆる非正規雇用労働者の働き方を見直すことの重要性が増してきています。
徳島労働局雇用環境・均等室ではこのたび、パートタイム労働者や有期雇用労働者などの多様な働き方について、参加者が話し合い、意見を交換することにより、知見や考え方を共有する「意見交換会」を開催しました。
「意見交換会」では、働き方や休み方の改善の相談などに対応する「働き方・休み方改善コンサルタント」と参加者とが一緒に話し合い、問題解決のために討議を行い、参加者が問題解決のヒントを持ち帰ることを目指しました。
そのため、問題についての結論はつけず、オープンエンド的な形とし、参加者が意見交換会で出された様々な意見を持ち帰って自社でどう考えるかの契機にしていただくような形で運営しました。
「多様な働き方についての意見交換会」の概要について
今回の「多様な働き方についての意見交換会」は以下のような内容で開催しました。
開催日時: 令和5年11月7日(火) 13:30~16:00
開催場所: 徳島労働局5階会議室
徳島市徳島町城内6-6
参加者: 2名
内 容:
(1)今年9月に厚労省から発表された「年収の壁・支援強化パッケージ」についての簡単な説明。
(2)事業所参加者2名、局側参加者4名による討議。
討議は、103万円・130万円の壁、兼業・副業についての意見交換を中心に、自由な討議が行われました。
討議で出た意見の一部と、意見を簡単にまとめた議事録(付せん紙を模造紙に貼り付ける方法で作成)を紹介します。
- 103万円の壁は話し合いによりクリアできるが、130万円の壁が大きい
- 副業の許可対象として優秀な社員を検討、能力をさらに伸ばすために副業を考える。
- 主業先から副業先への移動中の事故の責任について。
- 若い社員は副業よりも休みに向いている。
- ジョブ型を導入すると定量的な評価になじむようになり、目に見えない貢献や能力が見えなくなることから、定性的な評価になじむ年功的制度を維持する。
これからの意見交換機会の提供について
徳島労働局雇用環境・均等室では、働き方が多様化する中、働く人や事業所が抱える悩みや問題について、参加者同士が自由に話し合うことのできる場を今後も継続的に提供していくこととしています。
この記事についてのお問い合わせ
徳島労働局 雇用環境・均等室
TEL 088-652-2718
メール 36kokinshidou@mhlw.go.jp (徳島労働局 雇用環境・均等室 指導担当)