ユースエール認定制度コラム その2
〇その2 ユースエール認定企業とは?
ユースエール認定企業とは、「若者雇用促進法」という法律に基づき、若者の採用や
育成に積極的で雇用管理の状況が優良な企業を、厚生労働大臣が
「ユースエール認定企業」として認定する制度であるとその1で説明しました。
若者の採用や育成に積極的で雇用管理の状況が優良な企業とは、
若者をはじめ、全従業員が働きやすい、
雇用環境が良い企業といえると思います。
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では、働きやすい、雇用環境が良い企業とは
具体的にどのような企業なのでしょうか。
厚生労働大臣がユースエール認定企業を
認定するとき、企業のどのような部分をもって
認定するのか、その主な基準、数値要件は次のとおりです。
●長く働ける企業かどうか
(直近三事業年度の新卒者などの離職率が20%以下)
●若者の育成に熱心な企業かどうか
(就労実態や職場情報を広く公開し、「人材育成方針」や 「教育訓練計画」
などを作成していること)
●ワークライフバランスを大切にしている企業かどうか
(前事業年度の正社員の月平均所定外労働時間が20時間以下
かつ月平均の法定時間外労働60時間の正社員がいないこと。
有給の取得率が年間付与日数の70%以上もしくは
年間取得日数が平均10日以上)
●子育てしやすい企業かどうか
(直近三事業年度で男性の育休取得者一人以上
もしくは女性の育休取得率75%以上)
上記以外にも要件があります。 その他の認定要件についてはこちら
(厚生労働省のホームページにリンクします)
これらの基準、数値要件を満たしてユースエール認定企業となるメリットを、
その3でご説明します。