群馬労働局と太田監督署及び業界団体と建設現場の合同パトロールを実施!!
~7月1日のパトロールは初めて!!~
県内の平成26年1月から6月末時点の労働災害による死亡者数は17名であり、そのうち建設業が5名を占めています。
この5名のうち、太田監督署管内で4名が亡くなっており、すべて民間発注の建築工事現場です。
また、県内の平成26年1月から6月末までの労働災害による休業4日以上の死傷数の増加率は、全産業では前年同期比で15.8%、建設業では24.3%であり、いずれの増加率も全国平均の全産業の増加率3.6%、建設業の増加率4.0%を大きく上回っています。
そのため、全国安全週間の初日に、群馬労働局、太田労働基準監督署、群馬県建設業協会館林支部、建設業労働災害防止協会群馬県支部の合同による建設現場のパトロールを実施しました。
全国安全週間初日に、局と署及び業界団体との合同パトロールを実施することは、初めてであり、死亡災害多発緊急事態宣言発令期間(平成26年5月9日から7月7日)中で、全国安全週間の取組を業界に徹底させるために実施したものです。
パトロールの日時・場所等の概要は以下のとおりです。
実施日時:7月1日 実施場所:館林市成島町262-1 現場名:館林厚生病院施設耐震化整備工事 事業場名:清水・河本特定建設工事共同企業体 パトロール実施者(5名)群馬労働局(1名):健康安全課長
太田監督署(2名):署長、安全衛生課長
群馬県建設業協会館林支部(1名):支部長
建設業労働災害防止協会群馬県支部(1名):事務局長
パトロールでは、足場等からの墜落防止対策に加えて建物内部の通路の照明の確保、昇降階段上り口床面の配線処理などの転倒防止対策などを点検しました。
現場は、狭い敷地にも拘わらず4Sなどの整理整頓が良好であり、KY活動など積極的に下請会社と協力して実施していることや熱中症対策として「クールダウンルーム」の設置など職場環境対策においても手本となる取組みを実施していることを確認しました。
この記事に関するお問い合わせ先
労働基準部 健康安全課 TEL : 027-896-4736