労働市場速報(平成21年5月)
一般職業紹介状況について
有効求人倍率(季節調整値)は、過去最低の平成21年4月を0.09ポイント下回る0.46倍となった。
新規求人数は製造業やサービス業からの生産調整などにより対前年同月比40.6%減と8か月連続で減少し、有効求人数も対前年同月比41.3%減と8か月連続で減少となった。
新規求職者数は、対前年同月比では29.0%増となったが、5か月ぶりに1万人台を割り込み9,743人となった。
厳しい雇用状況のため有効求職者数は、3か月連続で4万人台となり過去にない高水準となっている。
平成21年5月の一般職業紹介状況をみると、有効求人倍率(季節調整値)は前月を0.09ポイント下回る0.46倍となった。また、正社員有効求人倍率(原数値)は前年同月を0.41ポイント下回る0.21倍となった。
5月の新規求人は、前年同月比で40.6%減となったが、これを産業別にみると、建設業(28.3%減)、製造業(55.9%減)、情報通信業(45.4%減)、運輸業・郵便業(45.5%減)、卸売・小売業(46.2%減)、宿泊業・飲食サービス業(38.8%減)、医療・福祉(11.5%減)、サービス業(56.0%減)となっている。また、フルタイム求人(常用求人)は前年同月比で43.5%減少した。
一方、求職者をみると新規求職者は前年同月を29.0%上回り、有効求職者も前年同月を63.8%上回った。
○新規求職者数 9,743人(前年同月比29.0%増)
○新規求人数 6,630人(前年同月比40.6%減) |
求人倍率の推移
新規求職・求人対前年増減率
雇用保険状況