労働市場速報(平成21年4月)
一般職業紹介状況について
有効求人倍率(季節調整値)は、前月を0.08ポイント下回る0.55倍となり、7か月連続で前月を下回り、 過去最低の平成10年8月の0.59を下回る倍率となった。
新規求職者数は、製造メーカー人員整理などによる離職者の増加により過去最高の平成14年4月13,412人を上回り、有効求職者数も平成21年3月43,698人を上回る過去最高となった。
景気の悪化により、雇用保険受給資格決定件数は、5,816件となり前年同月比、6か月連続の増加とな り、過去最高の平成14年4月の5,849件以来の5,000件台となった。
平成21年4月の一般職業紹介状況をみると、有効求人倍率(季節調整値)は前月を0.08 ポイント下回る0.55倍となった。また、正社員有効求人倍率(原数値)は前年同月を0.42 ポイント下回る0.23倍となった。
4月の新規求人は、前年同月比で36.1%減となったが、これを産業別にみると、建設業 (14.7%減)、製造業(65.8%減)、情報通信業(21.0%減)、運輸業(36.3%減)、 卸売・小売業(39.5%減)、宿泊業・飲食サービス業(6.6%減)、医療・福祉(15.4%減)、サービス業 (52.6%減)となっている。また、フルタイム求人(常用求人)は前年同月比で59.8%減少した。
一方、求職者をみると新規求職者は前年同月を51.9%上回り、有効求職者も前年同月 を67.4%上回った。
○新規求職者数 13,524人(前年同月比51.9%増)
○新規求人数 9,729人(前年同月比36.1%減) |
求人倍率の推移
新規求職・求人対前年増減率
雇用保険状況