労働市場速報(平成21年3月)
一般職業紹介状況について
景気の急速な悪化により、有効求職者は前年同月比で10か月連続で増加し、43,698人となり、統計デ ータのある昭和38年1月以降最高値となった。
有効求人数は、29,271人となり平成14年9月の29,479人以来、6年6か月ぶりに3万人台を割った。
有効求人倍率は(季節調整値)は、前月を0.08ポイント下回る0.63倍となり、平成14年5月の0.69倍 以来の0.6倍台となった。
平成21年3月の一般職業紹介状況をみると、有効求人倍率(季節調整値)は前月を0.08 ポイント下回る0.63倍となった。また、正社員有効求人倍率(原数値)は前年同月を0.45 ポイント下回る0.28倍となった。
3月の新規求人は、前年同月比で27.7%減となったが、これを産業別にみると、建設業 (14.3%減)、製造業(57.7%減)、情報通信業(33.5%減)、運輸業(29.6%減)、 卸売・小売業(36.6%減)、飲食店・宿泊業(1.6%減)、医療・福祉(4.7%減)、サービス業 (30.6%減)となっている。また、フルタイム求人(常用求人)は前年同月比で37.5%減少した。
一方、求職者をみると新規求職者は前年同月を70.3%上回り、有効求職者も前年同月 を63.8%上回った。
○新規求職者数 12,503人(前年同月比70.3%増)
○新規求人数 9,272人(前年同月比27.7%減)
○新規求人倍率(季節調整値) 0.88倍(前月比較ポイント0.09増加)
○有効求人倍率(季節調整値) 0.63倍(前月比較ポイント0.08減少) |
求人倍率の推移
新規求職・求人対前年増減率
雇用保険状況
●受給資格決定件数 4,388件(前年同月比186.2%増)
●受給者実人員 12,669人(前年同月比106.8%増) |