労働安全衛生コンサルタントとの協議
~緊急対策の実効性を図るため専門家と協議~
群馬労働局は、労働災害防止の緊急対策の実効性を図るため、平成26年4月22日に労働安全衛生の専門家である「労働安全衛生コンサルタント」(以下「コンサルタント」という。)と実務協議を行った。
実務協議には、日本労働安全衛生コンサルタント会群馬支部副支部長をはじめ、県内のコンサルタントが参加し、県内企業の安全衛生管理体制の状況や問題点等について活発な意見交換を行いました。
群馬労働局では、この協議結果を活用して、各種施策を行うこととします。
〔主な提言〕
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労働災害防止のための安全衛生教育が出来ていない状況が、最近、見られる。
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経営者についても労働災害防止の取組意欲が乏しい。
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関係団体には、災害防止のための講習会の開催を積極的に実施する意欲が乏しい団体が認められる。
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災害事例などの災害情報をもっと行政機関からいただきたい(群馬労働局の最近のリーフレットは良くできているが、更なる分析をお願いしたい)。
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具体的な提言ができるので、労働局はコンサルタントをもっと活用してもらいたい(食料品製造業の転倒災害防止対策など)。
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安全衛生管理には、企業内の人間関係も重要である。
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大型小売店舗や社会福祉施設などには理系の労働者は、ほとんどいないので、安全管理者を理系出身者に限定する法の見直しも必要である。
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小規模事業場の安全管理の徹底のため、安全衛生推進者の選任の重要性を事業主に認識させる行政の取組をお願いしたい。
活発な意見交換が行われた (右から2人目が健康安全課長)