日本労働組合総連合会福島県連合会会長からのメッセージ

 2015年9月に「持続可能な開発目標」が採択されました。以来、政府や自治体、企業、非営利団体などでSDGsに関する様々な取り組みが進められています。
 特に、企業においては新たなビジネスチャンス・新規事業開発ととらえ、収益拡大への期待も少なくはないと思います。また、マーケティングの成功と併せ、同時に人材確保の好感を高めるなど、多くの魅力を備えた目標と言えるかもしれません。
 しかしながら、経営者と社員・従業員、正規社員と正規でない社員、男性と女性など、一方的な立場や偏った視点に難しさもあります。一方の目標に到達・貢献できても、他方に不利益を生じさせるブルーウォッシュに配慮しなければなりません。
 この場合、「立場を変えて見る」ことは人と人との深い関わりにあり、私たち労働組合の運動の本質に他なりません。相互理解を深め、将来世代の共感を得るための相当の努力と覚悟が求められます。
 福島労働局、福島県、経営者団体、金融業界、労働界などで構成された「魅力ある職場づくり」は、持続可能性を中心に据えた取り組みと言えます。そして、多様性と包摂による働きがいのあるディセントワークの実現可能な環境、社会むけて、共に取り組みを進めて参ります。

 

 日本労働組合総連合会福島県連合会 会長 澤田 精一 

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